役

例えどんな人にも与えられた役があるんだと最近思う。

そして誰かの役は私に学びを与えてくれるんだと思う。

いや、私に学びを与える為に、誰かがその役を演じてくれているんだと、最近思う。　

　

　

例えば反りの合わない上司。

自分の反りを広げる為に、彼は反りの合わない上司を演じてくれている。

例えば反抗期のコ。

若かりし頃の自分を思い出す為に、彼は反抗期の役を演じてくれている。

例えば勉強をしないコ。

自分に勉強は大事なんだと思い出さす為に、彼女は勉強しない役を演じてくれている。

例えば仕事の遅い部下。

彼女は仕事にはスピードも大事と思い出させる為に、仕事の遅い部下を演じてくれている。

例えば無理難題ばかり言うクライアント。

例えば混み合う車内でデカイ荷物を席に置いている向かいの人。

例えば態度の悪いコンビニのレジの店員。

　

　

全て、誰かに何かを学ぶ切っ掛けを与える為に、その役を演じてくれてるのかも知れない。

　

　

　

浦沢直樹は私がそう気付く為にBillyBatを書く漫画家の役を演じてくれてるのかも知れない。