手間暇一手間ヒトノテマ(1)
∼開墾∼
今年二回目の雪が降る前日。
農的生活第一歩として、プランター栽培を決意。
その勢いのままホームセンターでハーブ苗4種とプランター、土を購入。
〆て1500円の小さな未開発の敷地が、我がフロンティアスピリットの出発点。
明けて翌日開墾記念日は、朝から雪。
道路に雪はないものの、ベランダには積雪。
雪解けの午後を待ち、開墾の第一歩を踏み出した。
フロンティアに始めて根を張る苗は、オレガノ・レモンバーム・ローマンカモミール・ゴールデンクイーンタイム。
日没迫る日曜日の夕方。
空っぽのプランターに、希望の土を投入。
我が小さな土地に、始めての槌が入る。
ベランダに広がる土の匂い。
手を染める土の色。
柔らかく湿りを保つ土に触れる心地良さを感じながら、プランターに広がる土地を均して行く。
ここで気付いたのが、我がフロンティアに対し、苗4種は納まりが悪いんじゃないかと言う事。
急遽、プランターに植える苗を3種に変更し、タイムを取り敢えず、違う鉢に植える。
まさかの開墾初日に、小さいながらも飛び地が出来てしまった。
急遽の飛び地の為、手配出来た鉢も手頃なのがなく、タイムには少々狭い領地になってしまったが、夕暮れに香るタイムの香りは爽やかで清々しい。
無事に終えた開墾初日。
道具を片付けて居ると、ヒラヒラ舞い落ちる白い雪。
遠く西の空がオレンジ色に染まる頃、またもや舞い落ち出した雪に、今晩の積雪寒さ対策が必要かと、買った土の空き袋で一先ず屋根を作ってみた。
今朝の様な積雪からハーブを守るにはとても心許無い屋根ではあるが、霜や凍結位には効果がある事を祈りつつ、部屋に戻るのでした。
∼続く∼
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