新しい平和学習

地元新聞に、修学旅行者数減少と言う記事が有りました。
ピーク時の4割減少なのだとか。
新聞の見解には、費用面に加えて平和意識の低下と書いてあります。

平和意識の低下は危惧する事でもありますが、戦後70年を過ぎ当たり前であると当時に、それだけ戦争から遠ざかり平和であった証でもあります。

語り部が高齢で少なくなる中で戦争の記憶の風化が叫ばれますが、戦中を生きた世代、戦後を生きた世代が居る時代と、戦後ですらない時代を生きた世代に同じ伝え方で伝わる訳がありません。

平和への願いは恒久的なものですが、平和の本質が代わり、社会の規範が移り行く中で、何を歴史の教訓として伝えるのか、何が今の時代に生かされるのかを考えねば、平和学習ではなく、平和信教にしか成りえません。

願えば平和が訪れる訳はなく、平和の為に何を実践するのか、その具体的方法論を発信せねば、ヒロシマの価値は風化します。

原爆の恐ろしさ、反核を訴えるだけでは、ヒロシマの存在価値は風化します。


yatte-mio

息子と娘の事とサッカーの事と好きな事と書きたい事。

0コメント

  • 1000 / 1000