深夜特急3 沢木耕太郎
バックパッカーのバイブル、深夜特急。
インドのデリーから乗合バスでロンドンまで行く沢木耕太郎の旅は、第三巻で未だ出発地のデリーに辿り着いておりません。
そんな沢木耕太郎氏が旅の途中で出会う旅人に衝撃を覚えます。
彼らは4年から5年々掛けて旅をすると言う。
僕はこの旅が半年程度で終わると決め付けていた。
しかし、半年でロンドンに辿り着く必要はないのだ。(意訳)
バックパックに入る程度の荷物で世界を回る旅人バックパッカー。
人生もそうかも知れません。
何時までに何処に行かなければならない謂れはなく、人生で持って歩める荷物など、バックパックに入る程度しか要らないのかも知れません。
私は、自分の人生のデリーには辿り着いたのだろうか?
ロンドンを目指しながら、もしかしたら、デリーにすら辿り着いて居ないのかも知れません。
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