むかしむかし
トラの衣を借りた狐と狸の化か仕合。
色々問題がある土地を処分したい狸さんの元へ、その土地で愛国を売り物に商売したい狐さんが訪れました。
これ幸いに狸さんは狐さんに色々と融通が利かせました。
調子に乗った狐さんは、愛国商売でもっとボロ儲けしようと企みます。
ちょっと聞けば美しい国ニッポンだの本を書いている偉いトラが居るらしい。
このトラのオッサン使ってボロ儲けしたろ。
なんやトラのオッサンの嫁さんちいとトロ臭いらしいな。
よっしゃ、ワシャあんたの旦那のファンなんや言うてトラの嫁さん騙して担ぎ上げたろ！
トラの嫁さん使ってトラの衣借りて、狸からもふんだくったろ！
が、このお話の導入部なら
狐さんは調子に乗りすぎてボロが出て、狸さんは知らぬ存ぜぬで狐のせいにしてやれとシラを切り過ぎた。
狸と狐の化か仕合いが自分らの背中に火がついて大火傷の馬鹿試合。
昭恵夫人はカチカチ山の兎かってオチ。
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