民意対民意
連日のトランプ。
今度は、シリア難民やイスラム圏からの入国停止。
そして、反対デモ。
他人事の立場から言えば、入国停止は人道的に反しているし、差別的。
しかし、ちょっと我が事と考えれば、綺麗事も言ってられないのでは?
日本国に例えれば、沖縄米軍基地問題。
武力行使放棄・専守防衛の日本の立場から見れば、在日米軍の抑止力は必要、しかし、だからと言って、沖縄の負担を放置して良い訳はない。
が、沖縄米軍基地問題が依然解決しない。
これは正に、安全に対して、それぞれが置かれた立場の差異があるから。
それぞれの民意があり、それぞれの正義があるからこそ解決しない問題。
差異に乗じた思想勢力の暗躍の件は置いておいておきます。
常々書いてますが、トランプ大統領の政策は、大統領候補時からブレがないはず。
反感やブーイング、酷評批難を浴びてもブレない政策を掲げ、それに多数を得て当選した合法かつ民主的に正当な大統領。
確かに、投票者数では、クリントン候補が多数を占めたのかも知れませんが、制度上はトランプ氏が正当な大統領。
詰まりは、トランプ大統領も民意の集約で、合法的多数。
多数に成らなくとも、思想の自由はあるのですから、デモをする事を悪とは思いません。
しかし、民主主義で最も尊ばれ尊重される民意は、選挙。
デモで民意、多数が決する世の中の先は、暴力の支配する世界。
声や力が大なるモノの意見が通る世の中に成ります。
それは、民主的で平和な世の中でしょうか?
トランプ大統領の政策が必ずしも正義とは思いませんが、一定の支持は致します。
マスコミはデモや反トランプを民意の様に報じますが、これは、飽くまでも、民意対民意。
移民に職を取って代わられた側の民意と、トランプ政策で職を奪われようとする側の民意。
自国の安全を求める正義と、人道的正義の、正義対正義の対立。
それを、報道機関が、世論誘導的な片寄りを持って報道することに対して、怒りを感じます。
グローバルで人道的な政策で、ノーベル平和賞を獲得したオバマ時代。
経済格差は広がり、テロは蔓延し、中国の軍事的拡大を呼びました。
産業空洞化、経済格差、無差別テロ、隣国の軍事的挑発、少子高齢化。
オバマ時代に日本でも明らかに成った諸問題。
それらの世界情勢を踏まえての、トランプ大統領誕生。
これは、当たり前の流れかと思います。
潮流を変えようとすれば、軋轢が生じるのは当たり前。
現在当たり前の軋轢が生まれ、それは予想されていた混乱。
殊更に、特別視する事ではありますまい。
解決はしなければイケない問題ですが、予想内の事。
ここから何が生まれるのか?
前時代に日陰に追いやられた者達が、今度は陽を浴びて、何を生み出すのか?
その結果、次に何が生まれるのか?
進化か退廃か?
それを決めるのは、民意。
一人ひとりの異なる民意が、世界を決める時代。
世界を決めるのは、マスコミでも一部の上位層でもない、と証明されたのが、今回のトランプ政権誕生だと思いますが。
トランプ大統領ではなく、民主的選挙で観された民意に敬意を表し、冷静に自分で判断したい。
さあ、トランプ。
ここから、どうする?
民意は、見ている。
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