課題の分離
怒らない子育てなるものが巷で話題になってます。
褒めて育てる、なるものも巷で話題になってます。
最近私が影響されているある心理学者の論では、褒める事すら否定されてます。
褒めて育てると、「褒められないと行動しない子」に育ってしまう。
だから、感謝するのが良い。
子供が良い事をした時は褒めるのではなく、感謝をするのが良い、とその論では言います。
子供がお手伝いをしてくれた時「偉いね!」「凄いね!」と褒めるのではなく、「ありがとう」と感謝を伝える事が大事だと言います。
子供がテストで良い点を取って来たとき「偉いね」と言うのではなく「頑張ってくれて嬉しいよ」と感謝するんだと言います。
褒めるのは、上下の関係だと言います。
感謝するのは、横の関係だと言います。
褒めるだけの子育てよりも、褒める事を否定しているこちらの話の方が、私は理解共感出来ます。
しかし、子育て・親子と言う関係では、つい上下の関係になってしまいます。
この子を立派に育てねば、躾をせねば、学校に行かせなくては。
先日の私がそうでした。
しかしそもそも、私の人生は私の人生、子供の人生は子どもの人生。
私の課題と子供たちの課題は違います。
しかし、子供達の人生の幸福は、私の人生の幸福でもあるのが親と言うモノ。
それぞれの課題を分離しただけでは、私の課題がクリアできません。
そこで、分離した親子それぞれの課題を、横の関係にします。
子供と一緒に育つのが親。
親を見て育つのが子。
共に育つのが親子。
子の幸せが親の幸せで、親の幸せが子供の幸せならば、それは、上下ではなく、横の関係。
子供と対等な関係だからこそ、それぞれの課題の分離があり、分離した子供の課題を子供自身がクリアする事に、親は喜びを感じる。
喜びを感じるからこそ、子供に感謝する。
親が感謝出来るなら、子供も感謝出来る。
横の関係は、総合扶助。
家族と言う共同体は、誰かを中心に育つのではなく、共に育つもの。
互いに自問自答し支え合い育つ、そんな親子でありたい。
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