新装版 竜馬がゆく (1) (文春文庫) 司馬遼太郎
坂本竜馬である。
学のない私は、幕末の志士 坂本竜馬は、武田鉄矢が恋している人物くらいにしか知らない。
具体的坂本竜馬が何をした人物なのか、知らない。
薩長 土佐 海援隊 幕末 乙女 福山雅治 武田鉄矢
坂本竜馬と聞いて思い浮かべるワードの何と浅はかな事と、我ながら恥じ入る。
昨今では、坂本竜馬程過大評価された歴史上の人物は居ない、との評も目にするが、その過大評価の一因にして最大の要因が、この司馬遼太郎だとも聞く。
その坂本竜馬と司馬遼太郎である。
繰り返すが、学が無く、学生当時から歴史教科書に落書きする事しか授業中の楽しみが無かった私は、幕末も幕末の志士にも、疎い。
そんな私がこの歳で読む、竜馬がゆく。
面白い。
一巻では未だ事は何も起こらない。
歴史的著名人も、その名前がチラホラ浮かぶ位であり、桂小五郎、岡田以蔵にしても、そのご高名存じ上げる程度の私が読んでも、面白いと感じたのは、司馬遼太郎だからなのか、その時代感なのか、はたまた坂本竜馬の魅力なのか、定かではない。
しかし、動乱風雲急を告げる幕末に限らず、時代を動かす傑物には、坂本竜馬の様な天性の人っ垂らしさが必要なのだろうと、速くも学ばされた。
無機質な年号の丸暗記ではなく、時代感や人物列伝を、学生の当時学んで居たら、もしかしたら私も時代の寵児に、なるわきゃ無いかw
天高く馬肥える秋。
竜馬の背に乗ってみよう。
0コメント