図説 密教入門 大栗道榮
真言宗阿闍梨による、密教入門。
大栗阿闍梨の柔和なお人柄が滲む。
お寺の和尚が近所の子供に密教の触りを教えている様な入門書。
密教入門とは言え、言葉の一つ一つが難解な為、密教の門を入るには至らず、門前の小僧習わぬ経を見様見真似で訳もわからず読む、と言った所。
大日経、金剛頂経ならずとも、般若心経が何か位は知ってないとチンプンカンプンか。
この本だけ読破しても密教は勿論、弘法大師空海が何かも解らないかな。
この本が悪書なのではなく、それだけ密教が深遠と言う事。
この本を切っ掛けに、密教真言宗空海の読書三昧に至るのが良い。
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