保育料無償化について考えてみよう
保育料無償化を認可外保育園にまで適用した場合。
補助金欲しさに、低質で劣悪な認可外保育園が多数出来ると予想します。
ところで、認定保育園と認可外保育園の違いは何でしょうか?
こちらのサイトに詳しく書かれています。
こちらのサイトによると、保育園が認定されない理由がいくつか記載されてます。
>設備が整っていない、広さが無い、保育士の人数が足りない、
>により公的機関から認可を受けていない保育園が無認可保育園
>という事になります。
そして国からの認可が下りなくても各都道府県から認可された「認可外保育園」もあるとか。
>国の認可は受けていないですが都道府県で独自の認可基準を
>設けている場合もあります。例えば東京都の場合は
>「認証保育園」という制度を設けていますが、これも無認可保育園に入ります。
確かに私の居住市のHPを見ると認可外保育園を紹介してますね。
(ただ、居住市のHPには、市長の認可は受けてないとも書いてありますが)
整理すると。
国の認可基準に達しているのが認可保育園。
国の認可基準外だけれど市町村に認証されているのが認可外保育園。
そして今回の保育料無償化は、認可保育園が対象であると言うのが問題視されてる訳ですね。
待機児童問題を解決すると公約したのに、認可・認可外で無料化の区別をするのは、待機児童をさらに増やすのではないかと。
なるほど。
一理あるかな。
しかし、認可外にまで保育料無償化の補助金を許可した場合、やはり補助金狙いの悪質で劣悪な保育園が増える事が考えられますし、その場合の被害者は誰でしょうか?
保育料無償化を認可外にも適用しろ!
待機児童問題を解決しろ!
と叫ぶのは簡単ですが、この問題そう簡単な話じゃないのですね。
無償化の経済的な問題。
認可基準の安全性の問題。
保育士の人材的な問題。
待機児童数の地域的な問題。
保育園に関する問題ではありますが、クリアしなければならない要因は多種多様。
そして1つ1つスピードを持って解決しなければいけない問題ですが、何を置いても第一に考えなければいけないのは、預けられる園児の安全性ではないでしょうか?
保育料無償化が認可園に先ずは適用されるからと、待機児童問題全体に対する問題だと飛躍するのは、ナンセンス。
多種多様な問題を抱えている案件ですから、1つ1つクリアしていくしかありません。
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