戦前精神
そもそも公人たる知事が私見を述べる事の是非は、トランプ大統領ないしは、私人公人のハイブリットたる首相夫人の件で散々揶揄されている中、個人的見解を述べちゃう新潟県知事の資質並びに才能が問われるってもんだが、それはさておき。
戦前精神って何?
坂の上の雲に見られる富国強兵論の事?
開国後欧米列強に並べ追い越せの近代化論?
教育勅語に続いて戦前精神。
時代は今や明治ロマン譚。
日本に蔓延る第二次大戦アレルギー。
反省と言う名の臭いものには蓋をしろ論。
過去から学ぼうとせず、責任を押付けるだけの歴史教育。
自虐史観と言う一方的な戦争悪。
そろそろ過去の歴史から学びましょうよ。
戦後70年以上過ぎ、戦争が現実の体験としてでなく、貴重な歴史体験として存在し出した昨今。
苦く苦しく狂おしい歴史だったからこそ、蓋をするのではなく、歴史を反省し歴史に学びましょう。
爆弾が落ちてきた。
街が焼かれた。
家族が死んだ。
尊い多くの命が消えて行った。
二度と同じ過ちを繰り返さないために、あの当時何がどうしてそうなったのか。
あの当時の時代背景・各国の情勢・国民性・国民感情・社会正義から、今また起り得ろうとしている受難の時代に活かせる知恵を見出し、今に活かすべき形に再編成する時ではないでしょうか?
教科書で習った戦中はただの知識です。
文字列で見た知識を、より深め今に活かす知恵に昇華してこそ、歴史が歴史としての価値を生み出します。
日本神道を教育理念とした森友学園がこうも注目された折、北朝鮮からのミサイルが度々飛来し、アメリカと北朝鮮の軍事衝突がリアルに危ぶまれ出したのは、偶然ではないのかも知れません。
先の大戦が、教育勅語・戦前精神で亡国への道を進んだのなら、今一度それらを紐解き反省し、今度こそ世界平和勃興への知恵と活用すれば良いのではないでしょうか?
先人に学ぶとは、猿真野の事ではないはずです。
学ぶべきは学び、反省し改善するべきは改善する。
それこそが先人に学ぶと言う事ではないでしょうか?
アレルギー体質のイデオロギーでは、歴史を紡いでは行けません。
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