ちつてと
トラトランプトランプ。
結局は圧勝の体をなしたアメリカ大統領選。
既得権益で権力フル稼働のヒラリーよりも、柄は悪いが親分肌のトランプが支持された訳です。
先日おいでやした、フィリピンのドゥテルテ大統領も、口の悪い田舎の世話役な方でした。
ドゥテルテ大統領も中国との領土問題を抱えながら、中国と会談し、ガム噛みながら習首席と握手すると言う傲慢振りに、メディアは騒ぎましたけど、彼の御仁の経歴を見れば、とんでもなく優秀な統治者であられる。
別にトランプを支持する訳ではありませんが、海千山千の魑魅魍魎の政治の世界で、清廉潔白でクリーンなだけでは、ノーベル平和賞受賞がやっとなのかと。
ノーベル平和賞受賞の為に、お隣で核開発されても、良いのかと。
複雑な世の中の構造は至って単純。
貧すれば鈍する。
我が子を犠牲にして、隣の子を富ませれるのか?
と言う至極単純明快な解に辿り着くのです。
清貧だの自己犠牲はあくまで理想論。
理想の前に、現実があるのです。
世界のどこかの貧困を救う為に、自らが貧すれるか?
世界平和の為に、自らが犠牲を担えるか?
自らのみならず、世界のどこかの平和の為に、自分が最も愛する人を、犠牲に出来るか?
私は出来ませんね。
世界のどこかの貧困を救いたいとは思います。
世界の平和に貢献したいと思います。
けれど、自分が愛する何かを犠牲には、出来ない。
極々当たり前の結論で申し訳ないが、これが現実。
この現実から理想を遂げる道筋を模索すると、自らが富み、自らが愛する人が富んで居るからこそ、他への貢献が成り立つんだと思います。
その自らが富むの基準が際限なくなっている現実を、どうにかするには、綺麗事でも既得権益でも理屈でもないんでしょう。
トランプ圧勝、ドゥテルテ大統領の支持率、英国のEU離脱。
この反グローバルで、ナショナルでローカルな流れが時代なのでしょう。
そんな時代の最先端が、カープ女子だとはまだ誰も気付いていない様ですが。
兎に角、クリーンではあるけれど、私になんの恩恵ももたらさない、爽やかな政治家崩れよりも、私腹でたんまり肥えた腹を摩りながら、私に恩恵をもたらす狸の方が良いと利用価値は高いのです。
玉藻前に勝利した、ちつてと親父が、せめて清濁合わせ呑む酒豪狸である事を願って。
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