逆療法
【意に反する】
明日は早起きしないといけないから、早く寝ないと!
と思うと寝れなくなるもの。
人前で喋る時、噛んではいけない!
と思うと噛んでしまうもの。
リラックス!リラックス!
と思うと緊張してしまうもの。
このシュートは外してはいけない!
と思うとダフったり吹かしたりするもの。
簡単な事なら、簡単な事ほど、なぜか失敗してしまう。
【逆手に取って】
そこで使っているのが、逆暗示法。
早く寝ないといけないのに寝れない時は、寝るのを諦める。
眼をつむって深呼吸しながら
「寝るなよ!寝なくていいんだから。体だけ休めておけば大丈夫!寝ちゃダメだぞ!」
と暗示を掛けると、アッと言うまに寝落ちする。
人前で喋る時は、敢えて行き当たりばったりで挑む。
何を喋るのかの目次だけ決めて、細かいセンテンスはその場の雰囲気に任せる。
準備してないんだから、失敗して当たり前の状況にする。
こんな風に噛んだら受けるかも、と失敗の準備を、する。
そもそも、人の説明やスピーチなんて、本人が思うほど、注目も詳細も聞き入って貰えてないので、逆に注目されようと意識する。
リラックスしたい時は、まだ緊張が足りない!もっと緊張しろよ!と自己暗示し続ける。
【顕在意識と潜在意識】
顕在意識が掛ける暗示、例えばリラックス!と自分に暗示を掛ける時は、自分が緊張しているから。
その理屈を十分理解している潜在意識は、顕在意識のリラックス!と言う強い暗示を受けて、「ああ自分は緊張しているんだ!」と強く意識してしまい、余計に緊張してしまう。
だから逆に、顕在意識で「もっと緊張しろ!」と暗示を掛けると、潜在意識は「ああ自分は今リラックスしてるんだ。緩んでるんだ」と強くリラックスを意識してしまう。
コントロールの難しい潜在意識には、逆暗示で狙った感情に騙し込み、顕在意識は意図的に狙った感情のゾーンに嵌め込む。
【泣く子には敵いません】
潜在意識はより純粋な欲求。自分自身の中の幼子の感情。
顕在意識はより理論的な欲求。自分自身の中の大人な感情。
幼子に理屈は通じない。
理屈なく泣く子には、どんな理屈も敵いません。
なら、一緒に泣けば良いのです。
子供より大人が泣き叫べば、子供がしっかりするのです。
子供は子供で居たいと思うと同時に、おませで、大人びてみたいものなのですから。
【そして】
決めなければいけないシュート。
決めなければイケないと意識すれば意識するほど外してしまうのですから、逆に外しちゃえ!と意識してシュートすると、不思議と、狙った所に飛んで外してしまうんですよねぇ。
難しいねぇ。
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