宇宙皇子(うつのみこ)〈1〉 藤川圭介
今朝の通勤電車で読了。
中学生時代に夢中になっていた小説を古本で探し再読了。
宇宙皇子。
幼き宇宙皇子の葛藤を描く地上編10巻
仲間と共に仏の世界を旅する天上編10巻
天上界より地上界に帰還し、命とは何かと苦悶する妖夢編10巻
まで少年期に読んだ宇宙皇子。
未読の煉獄編10巻・黎明編8巻も合わせて、絶賛絶版中の宇宙皇子。
初版の挿絵を描いていた、いのまたむつみ の画集まで持っていた程夢中になっていたのだが、いつのまにやらフェードアウト。
それを去年本屋で復刊本を見つけ懐かしく思ったのだが、挿絵は違うし値段も倍以上に成っていて購入を見送った。
しかし、少年期に夢中になった小説を、中年期に読み返すとどう感じるのかと、古本屋を彷徨って購入。
30年ぶりに読んだ宇宙皇子は、色あせる事のないファンタジーであった。
著者藤川圭介氏の文体は今読むと、あっさりと感じるものの、十分夢中にさせられた。
悲しむは、宇宙皇子地上編3巻が大型古本屋にも無かった事・・・。
地上編全10巻天上編全10巻の内、地上編3巻だけがないと言う葛藤を如何に乗り越えるか。
試練である。
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