対コロンビア
確かに初戦のナイジェリア戦との違いは出せた。
出した違いに間違いは無かったとも思う。
間違いがあるとすれば、経験のなさ。
世界との経験がない世代。
世界との経験がないオーバーエイジ。
世界との経験の差は、距離感に現れている様に感じる。
DF時のボールフォルダーとの距離感。
マークとの距離感。
味方との距離感。
そしてその距離感を学ぶ機会に恵まれなかった理由に、首振りの質がある様に感じる。
個人的に、今大会ベストゴールの1つになると思うシュートを決めた中島選手。
彼がボールの無いときに何度首を振っているかを見て貰いたい。
逆にプロとして、オーバーエイジとしてあり得ないミスをした藤春選手を見ると、首振りが如何に出来てないかが分かる。
あのミスの場面など正にその象徴。
周りを見る、首を振る、look aroundと言うサッカー選手の基本に忠実であれば、あのミスは起きてないと感じる。
初戦ナイジェリア戦の失点も正にそれ。
ボールばかりを見ている為にマークを外し、抜かれない為に空けた距離感は、世界では決めるプレーが出来る距離感だった。
1つの距離感の間違いが後手後手に回り、距離感を埋める為の最後の1歩が、試合終盤での運動量を消している様に感じる。
オリンピック予選2試合を通して、ゆとり世代のらしさは垣間見た。
ここからは、ゆとり世代の意地と才能を見せ付けられたい。
勝つしか次に繋がらない予選最終戦は、11日早朝。
団塊ジュニアのオッサンの度肝を抜いてくれることを祈って。
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